ブレストする技術
開発ソフトスキル
まず、ブレストと言ってもこの記事では「今から〇〇分、まずは各々書いてみましょうか」のタイプのブレストだ。こういうブレストをする機会は多い。新機能のためのアイディア出しもそうだし、今週のチームの良かったところ・改善したいところを話し合うミーティングでも行われたりする。
こういう時 sugiken は手が止まらずに時間いっぱいまでずっと何かを書き続けている。
コツがあるのでまとめる。
何を実現するスキルか
ブレストでとにかく手を止めないスキル
もちろん手を止めないことが自体は目的ではないが、面倒なのでそういうそもそも論は語らない。(語らないけど、ブレストなのだからいっぱい出すべきだろとは思っている)
言葉の定義
アイディア = ポストイットやホワイトボードに書くあなたのアイディア・意見・メモの1単位のことを指す
コツ
連想して書いていく
まずはシンプルな方法。
1つアイディア書いたら、そこからさらに連想させる。それを何度も繰り返す。
行き止まったら、数ステップ前のアイディアに戻って連想するっていうのを繰り返す。
勝負する気持ちで挑む
早速根性論だが、手っ取り早く脳をブーストさせるには競争心が一番手軽だと思っている。「誰よりも多く書くんだ」という気持ちで挑む
怒られること/恥を恐れない
「他人のアイディアを否定しない」 = 「自分の意見は否定されない」の気持ちを持つ。
完璧なアイディア・誰もが思いつかなかったアイディア・目からうろこのアイディアを書かなくても大丈夫という気持ちを持つ。そういうアイディアを作っていくのは自分ひとりの責任ではなく、ブレストをした後の話し合いから生まれるもの。
ネタでつなぐ
書き始めたが手が止まった時は、しょうもない・幼稚なアイディアでも書いてみる。
例えば「今週のチームの改善点」をブレストしていたとする。そのテーマで手が止まりそうになったら sugiken なら「朝起きれなかった」とか平気で書く。
ネタには実はいくつかのメリットがある
- アイディアが1つ増える(当たり前だね)
- 他人からの期待値を下げることができる(怒られないね)
- 他人もハードルが下がって書きやすくなる
実はネタを書くことでチームのブレストのクオリティが上がる。
発想のリミットをぶっ壊す
道徳観・倫理観をもぶっ壊すイメージで。
10年くらい前にインターンしていた時のブレストで「どうやってユーザーを獲得するか」というテーマがあった。
この時、自分の尊敬するエンジニアの人が言ったアイディアが「まず先にユーザーの親を人質に取る」というものだった。ふざけているし、流石に無理だし、普通の企業なら言葉にするのも躊躇われる。
だが、このくらいぶっ飛んで良いんだという衝撃を今でも覚えている。当時のブレストはそれを皮切りに大いに盛り上がった。
ブレストは「(他人を傷つけないなら)何を言っても良い免罪符」だと思う。同僚や上司の顔色を伺う必要はない。量でカバーできる。
また、一旦ぶっ飛んだことを考えてみると、そこからの揺り戻しで現実的だが独創的なアイディアにたどり着けることもある。
他人のをカンニングする
これも恐れずにカンニングしちゃおう。他人とかぶっても気にしない。「同じっすねー」で済む話す。
カンニングすることで、新たな視点でアイディアを書けるかもしれない。
このカンニングを全員がやってたほうがお互いが刺激されあって、絶対いいブレストになると思う。
以上